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東京のスタートアップで働く大学休学2年目の人のブログ

いきなり電話1300件!ベトナム海外インターンシップ最初の業務内容!

僕がインターンで主に担当していたのは営業です。もちろん営業だけでなく他にもいろいろやりましたが、営業はインターンを開始して1か月後~終わりまで8ヶ月間ほぼずっと続けていました。

営業では成果も残せていろいろ勉強になりました。しかしこの記事では、営業をする前の話、インターンを始めて最初に与えられた「電話1300件」について書きたいと思います。

 

与えられた最初のタスク「電話1300件」

インターン先の会社は、ホーチミンにある日系飲食店・病院・学校・企業などの住所と電話番号のデータベースを持っていて、それを使ってビジネスをしていました。僕がインターンを始めた時期は、そのデータを集めてから1年経っていたので、オフィス移転等でデータが間違っていることが多々ありました。

そこで、1件づつ電話して電話番号と住所を確認してくれ、ということです。こういった情報は雑誌やインターネットでも探せますが、そこにある情報が正しいとは限らないので、リストにある全てに電話する必要がありました。その数1300件以上。10日間で終わらせろとのことでした。

 

社長とのバトル!

この1300という数自体は何てことなかったのですが、インターン前に「電話対応やエクセル入力といった単純作業ではなくチャレンジングな仕事ができます」と聞いていたので、何故こんな仕事をしないといけないのか!と泣きながら社長とバトルしました(僕はすぐ泣きます)。

相当クソ野郎でした。来ていきなりこんなこと言い出すなんて、こんな迷惑なインターン生がどこにいるでしょうか。普通なら帰れと言われてもおかしくないでしょうが、ありがたいことに「まずは会社のことを知って、今後いろいろ主体的にやってもらおうと思ってる」とか「このタスクを通してどうすれば成長できるか考えろ」といった言葉をいただき、上手くモチベートされました。

 

計画と実行、しかし・・・

どうやって10日間で1300件の電話を掛けるか、戦略を練りました。単純計算で1日130件。電話1件に30秒かかるとして、1日2時間半も電話をかければ十分だな、と考えました。当時は翻訳や日本語のチェックといった雑務もいろいろ回ってきていましたが、1日に2時間半であれば十分に割ける状況でした。

しかし、実際に電話をかけてみてビックリ、僕の計画がいかに甘かったか思い知らされました。

 

- 英語が通じない

英語が上手く通じず、結局1件で2分〜5分時間がかかりました。これは僕の発音にも問題があったと思いますが、相手のベトナム人も英語が苦手ということが大きかったです。英語が話せるスタッフに替わってもらおうにも、電話を替わるのにやたら時間がかかるし、4人のスタッフをたらい回しにされて、合計5分待った挙句電話を切られることもありました。救急車の中でたらい回しにされる人の気持ちの片鱗を味わいました。

 

- 住所が読めない

住所を確認しようにも、僕は住所を読めない(というかベトナム語の発音が悪くて通じない)ので大変でした。途中から、相手に住所を言わせる戦略に変えたのですが、相手にとって手間だし、時間はかかるし、住所が変わっていたら今度は僕がその住所を聞き取れなくて、もう絶望しました。最終的に、相手に言わせて住所が変わってるなと思ったら、オフィスにいるベトナム人スタッフに電話を渡して対処してもらいました。

 

- 礼儀正しくやると時間がかかりすぎる

初めは会社の説明と住所確認の目的を説明していました。が、どう考えても時間がかかりすぎます。それに、相手が英語を聞き取ってくれないので、ごちゃごちゃ言ってると切られます。途中から、住所を教えてくれといきなり尋ねる作戦に変えました。お店に来店すると勘違いさせた飲食店や夜のお店の方々、すいませんでした。

 

- 電話をお願いしたベトナム人スタッフがやってくれない

これは大きな計算外でした。ベトナム語しか通じないお店は、ベトナム人学生のアルバイトスタッフにお願いするようにしたのですが、一切電話を掛けてくれませんでした。時間が足りなくて少ししか掛けられなかった、ではなく、隣で見ていないと1件も掛けないのです。締め切りが迫ってきても、ベトナム語ができない僕ではどうしようもありません。最終的に、つきっきりで隣に座って僕がダイヤルし、繋がったらすぐ渡して住所を確認してもらう作戦に変えました。

そんな彼とは今も友達。彼は大阪大学に留学しましたが、僕が帰国してから一度日本で再会しています。

 

- 電話が繋がらないところがある

移転や閉店で電話が繋がらないところが50件程度ありました。最終手段、実際にデータにある住所に行って確認しました。電話を掛けることだけで計画を組んでいたので、予定外の作業でした。アホでした。

 

とまぁこんな感じで全く予定通りに進まず。締め切りの3日後に完遂しました。 与えられた仕事もきちんとできないのに社長に歯向かうとは何と愚かな。。。。

「この仕事やって何が勉強になるんですか?(・・;」なんて社長に言っていましたが、それくらいてめぇで考えろ、という感じですね。

 

おわりに

もちろん、自分が主体的にやるんだ!というマインドは大切ですが、自分のやりたいことをやるためには、周囲の信頼を得ることが大事です。いきなりやってきた学生に好き勝手やらせる企業なんてまずありません。自分が社長だとしたら・・・と考えるとよく分かります。

このタスクは、

- 住所の読み方

- ベトナム人スタッフと協力して物事を進める力

- ゴリ押しの英語

- 業態のなんとなくの違い (丁寧に対応する企業とブチ切られる飲食店)

- ベトナム市場の速さ (1年でオフィス移転した企業や閉店した飲食店が多い)

- 締め切り意識と計画性

- 戦略と改善の仕方

といった多くのことが勉強できて、1年のインターンの最初の業務としてはちょうど良いものだったのではないかと思います。 来て最初に1300件電話を掛けたというのは、ネタとしてもおもしろいですしね。

 

移転や閉店に1番気づきやすい営業スタッフがデータ編集のやり方を分からないという問題があったので、タスク終了後にデータの編集方法のマニュアルを作り、随時更新してもらう形にしました。